佐川急便の元運転手、作業服を盗みオークションで転売

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岐阜県警は11月29日、勤務先から業務用の作業服を盗み出し、インターネットオークションで転売していたとして、今年3月まで同県内の佐川急便で勤務していた元運転手の男を窃盗容疑で逮捕した。作業服を購入した人物が別の犯罪に悪用する可能性もあり、警察では転売先の特定を急ぐ方針だ。

岐阜県警・多治見署によると、窃盗容疑で逮捕されたのは、愛知県春日井市内に在住する38歳の男。

この男は佐川急便・多治見支店で運転手として勤務していた2001年11月から今年3月までの間、数回に渡って会社内にある倉庫に侵入し、運転手などが着用する作業服約70着を盗み出して自宅に持ち帰り、インターネットオーシクョンで「本物の佐川急便の作業服です」など銘打ち、高値で販売していた。

作業服などがインターネットオークションに出品されていることを佐川急便の社員が確認し、警察に被害を届け出ていた。警察が調べた結果、作業服が本物であったことから、オークション出品者のIDを調べたところ、この男が関与していることがわかった。

男はこれまでに約50万円の利益を不正に得ており、警察では窃盗容疑で男を逮捕。販売先などについて男を追及している。

警察の危惧は「この作業服を購入して着用した人物が、別の犯罪に関与する」という可能性にある。コレクターズアイテムではなく、犯罪転用という意味でも実用的なものだけに、男を厳しく追及し、転売ルートの解明を行うとする。

《石田真一》

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