パワーショベル、歩行者の真上に落下

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トンネル内で、小型のパワーショベルがトラックの荷台から落下し、通行中の男性を直撃する事故が起きた。男性はパワーショベルの下敷きとなり、死亡した。警察ではトラックを運転していた男を逮捕している。

神奈川県警・戸塚署によると、事故が起きたのは11月30日の午前7時55分ごろ。

横浜市戸塚区戸塚町付近の国道1号線(通称:横浜新道)下を通る市道トンネルを普通トラックが通過しようとしたところ、トンネル入口付近に設置された高さ制限を示す金属製のゲートへ荷台に、積んであった小型パワーショベルが接触した。

トラックはこれに気づかずに進行。パワーショベルは徐々に後方へとずり落ち、最終的にはトンネル内部で壁面などとも接触しながら落下した。

このとき、トンネル内には65歳の男性が歩いていたが、パワーショベルはこの男性を押し倒すようにして落ち、男性は下敷きとなった。

通報を受けて出動した消防のレスキュー隊などが男性を救出しようとしたが、男性は全身を強く打つとともに、出血も激しく、現場にて間もなく死亡している。

警察ではトラックを運転していた31歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。男性の死亡後は容疑を同過失致死に切り替えて調べを進めている。

現場のトンネルは高さ2.8mの通行制限があるが、トラックに載せられたパワーショベルの運転席屋根部分はこれをわずかにオーバーしていた。ここにはゲートや壁面などと接触したことによって生じる擦過痕が残されていた。

《石田真一》

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