酒気帯び運転のクルマ、登校中の児童を直撃

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1日、香川県高松市内の県道交差点で、道路を横断していた登校中の小学生に対し、信号を無視して進行してきた乗用車が突っ込む事故が起きた。

この事故で6歳の小学1年生の男児が鎖骨骨折で重傷。他の1年生児童1人と、4年生児童1人も転倒などで軽傷を負っている。警察ではクルマを運転していた22歳の男を道路交通法違反(酒気帯び運転)で現行犯逮捕した。

香川県警・高松北署によると、事故が起きたのは1日の午前7時50分ごろ。高松市宮脇町付近の県道交差点で、近くにある小学校に登校中の児童が青信号に従って横断歩道を渡り始めたところ、信号無視の乗用車が突っ込んだ。

この事故で小学1年生の男児がクルマにはね飛ばされ、鎖骨などを折る重傷。別の小学1年の男児と、小学4年の女児が転倒し、打撲の軽傷を負っている。

警察ではクルマを運転していた22歳の男から事情を聞いたところ、これを担当した警察官がこの男から微かに酒の臭気がすることに気づき、アルコール検知を実施すると、酒気帯び相当量の下限値を超えるアルコールを検出。道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕、業務上過失傷害容疑でも取り調べを進めている。

取り調べに対し、男は「酒を飲んでいたのは昨夜12時ぐらいまでで、量も多くない。飲酒運転ではないと思う」と反論。信号無視についても「自分が交差点に進入した直後に変わった」などと供述しているようだ。

ただし、目撃者は「クルマは赤信号に変わってから交差点に進入し、小学生をはねた」などと供述。すでに多くの小学生が横断を始めていたことから、この男が黄色から赤に変わる直前、強引に交差点への進入しようとした可能性が高いとみている。

《石田真一》

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