三菱自動車は、社外取締役でダイムラークライスラーに籍を置くエクハート・コーデス氏が26日付で退任したと発表した。
コーデス氏は、ダイムラーが三菱自動車の支援を中止すると発表した後の4月30日に三菱自動車の社外取締役に就任の後、2004年10月1日よりダイムラークライスラーAGメルセデス・カーグループの統括責任者に就任していた。
三菱自動車では、コーデス氏の社外取締役からの退任は、コーデス氏が両職責を兼任することにより発生が予想される問題を回避するためのものとしている。
三菱自動車とダイムラークライスラーは現在、さまざまな共同開発・共同生産プロジェクトで協力関係にあり、コーデス氏の後任となる社外取締役について、引き続きダイムラーから派遣される。現在、ダイムラークライスラーの商用車部門の統括責任者のアンドレアス・レンシュラー氏の就任を予定している。