北海道警は8日、無免許の上、高速道路でクルマを運転しながら携帯電話を使っていたとして、35歳の男を道路交通法違反(無免許運転、携帯電話使用)の現行犯で逮捕した。男は容疑を大筋で認めている。
北海道警・高速隊によると、逮捕されたのは、札幌市豊平区内に在住する男。
この男は8日の午前11時5分ごろ、岩見沢市下志文町付近の北海道縦貫自動車道(道央自動車道)下り線で、クルマを運転しながら携帯電話で通話しているのをパトロール中の高速隊員が発見。パトカーに乗務していた2人の隊員が共にそれを目視し、違反行為であることを確認。
男に対してサイレンと赤色灯、それにマイクを使用して停止するように呼びかけた。
男はこれに従ったが、携帯電話使用だけではなく、違反累積によって90日間の免許停止を命じられており、無免許運転だったことも発覚した。
その場で行われた聴取の際、男は「電話は向こうから掛かってきたもので、使用が違反になることは知っていたが、つい受けてしまった」と供述。反省の態度を示したが、無免許運転だったことを重視。再犯の可能性が高いとして逮捕に踏み切った。
警察では「高速道路でクルマを運転中に携帯電話を使用したこと、違反累積によって免許停止になったにも関わらず、それでもクルマの運転を強行するなど、事故を起こす可能性が高いために逮捕した」と説明している。