11日土曜日、イタリア、ボローニャで開催されていたモーターショーの事務所に2人組の強盗が押し入り、入場料売上金16−17万ユーロ(約2224−2363万円)を奪って逃げた。
事件が起きたのは夕方4時過ぎ。犯人は事務所にいたスタッフ2名を縛って猿ぐつわをはめたあと、現金輸送車に積むためすでに用意されていた袋を奪って逃走した。
当時会場内はフィアットブースに人気サッカーチーム『ユベントス』の選手が訪問するスペシャルイベントで最高潮に盛り上がっていた最中。そのため不要な混乱を避けるべく、警察のパトカーもサイレンを消して駆けつけた。
ボローニャモーターショーは、2000年を最後にトリノショーが消滅した後、事実上イタリア唯一の国際ショー。毎年12月に開催され、第29回の今年は4日から12日まで開かれていた。
例年ショーには、国家警察、憲兵隊、軍隊なども、広報/啓蒙活動のために出展するのが慣わしとなっている。彼らのブースの、まさに目と鼻の先で事件発生とは、なんともブラックユーモアな結果となった。