三菱自動車、見通しの甘さ…「再生計画」発表を延期

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三菱自動車、見通しの甘さ…「再生計画」発表を延期
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三菱自動車工業は14日、当初12月中旬に予定していた「事業再生実行計画」の発表を2005年1月末に延期すると発表した。

再建を進めるには東京三菱銀行などによる大幅な追加資金支援策が必要となっており、それに伴う一層のリストラなど実行計画の大幅見直しが必要となっているためだ。三菱は今年5月に事業再生計画を決め、同時に新設した「事業再生委員会」によって細部の肉付け作業などを行ってきた。

しかし、リコール隠しによるイメージダウンで国内新車販売が依然として低迷するなどにより、9月中間決算も当初予想より悪化した。再建策は抜本的な見直しが必要となっており、日産自動車との軽自動車事業の提携拡大なども詰めが必要なため、実行計画の発表をずらした。

1カ月以上も遅らせる事態は、経営陣の見通しの甘さを露呈した形であり、経営体制の刷新も論議されそうだ。

《池原照雄》

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