三菱自動車、見通しの甘さ…「再生計画」発表を延期

自動車 ビジネス 企業動向
三菱自動車、見通しの甘さ…「再生計画」発表を延期
三菱自動車、見通しの甘さ…「再生計画」発表を延期 全 1 枚 拡大写真

三菱自動車工業は14日、当初12月中旬に予定していた「事業再生実行計画」の発表を2005年1月末に延期すると発表した。

再建を進めるには東京三菱銀行などによる大幅な追加資金支援策が必要となっており、それに伴う一層のリストラなど実行計画の大幅見直しが必要となっているためだ。三菱は今年5月に事業再生計画を決め、同時に新設した「事業再生委員会」によって細部の肉付け作業などを行ってきた。

しかし、リコール隠しによるイメージダウンで国内新車販売が依然として低迷するなどにより、9月中間決算も当初予想より悪化した。再建策は抜本的な見直しが必要となっており、日産自動車との軽自動車事業の提携拡大なども詰めが必要なため、実行計画の発表をずらした。

1カ月以上も遅らせる事態は、経営陣の見通しの甘さを露呈した形であり、経営体制の刷新も論議されそうだ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る