クルマを盗んだ男、警察に救助を求めて逮捕

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青森県警は11日、青森市内で乗用車を盗み、乗りまわしていたとして36歳の男を窃盗容疑で逮捕した。ガソリンの消費を防ぐためにエンジンを掛けずにラジオを聴いていたことからバッテリーが上がり、警察に救援を求めたことから盗難が発覚している。

青森県警・蟹田署によると、窃盗容疑で逮捕されたのは住所不定の36歳の男。

この男は10日の午後5時ごろ、「クルマが故障してエンジンが動かなくなり、立ち往生した。助けてくれ」と警察に通報してきた。エンジンが停止したことで暖房が使えず、最悪の場合には凍死する可能性もあることから、同署は蟹田町内の現場に警察官を急行させた。

警察官が現場に駆けつけた際、男はクルマの車内で到着を待っていたが、呼気が明らかに酒臭いことから職務質問を実施。さらには男がボンネットなどを開けられないことに不審を感じ、クルマのナンバーを照会したところ、前日の深夜に青森市内の駐車場から盗まれたクルマとわかり、男を窃盗の容疑で逮捕した。

取り調べに対し、男は「寒くてたまらず、クルマを盗んだ」などと供述。容疑を大筋で認めている。

クルマ自体に故障はなく、バッテリーが上がっただけだったことも後に判明しているが、これについては「カネが無く、ガソリンの消費を抑えようとエンジンを掛けずにラジオなどを聴いていた」と男は話しており、警察に救助を求めた理由も「有料のロードサービスを呼ぶことができなかった」ということらしい。

《石田真一》

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