【CES 05】北米で売れ筋のカーナビはこんなタイプ

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【CES 05】北米で売れ筋のカーナビはこんなタイプ
【CES 05】北米で売れ筋のカーナビはこんなタイプ 全 2 枚 拡大写真

「カーナビがほとんど売れない」と言われていた北米市場も少しずつ状況は変化してきているようである。DES=コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(米ラスベガス)で、売れ筋のカーナビをピックアップ。

アメリカで、以前はカーナビといえば3000ドルを超えるものばかりだった。昔から「1000ドルを超える商品を売るのは至難の業」と言われてきた北米市場だけに、ユーザーからほとんど見向きもされなかった。

しかし、最近になって本格的なカーナビでも2000ドルを下回るようになり、さらに1000ドルを下回るカーナビの投入で、少しずつ変化が見られるようになってきたのだ。北米ではMAGELLANのHDDナビがハーツレンタカーで使われるなどでよく知られていたが、ここで紹介するLOWRANCEの『iWAY500C』も人気HDDナビの一つ。

価格は1000ドルを切って販売され、内蔵するHDDは20GB。地図データは北米ではポピュラーなNAVTEC社のデータを使用し、約半分の10GBを使って収録。地図データには約2億件の検索データを収録し、ここにはガソリンスタンドからATMといった情報まで揃える。

残りの10GBはストレージとして使え、本体裏側にはUSB2.0端子が備えられている。様々なデータを保存できるだけでなく、MP3データを収録すれば音楽再生も可能になるというわけだ。

3Dや2画面表示が行え、一昔前の矢印だけを使う『ターンbyターン』方式のカーナビからは大きな進化を遂げている。

タッチパネル機能も備えたが、画面は日本では考えられないぐらい小さい4型サイズであるため、操作はかなりしにくい。測位もGPSだけとなるが、ほとんどのエリアで空が抜けている北米ではまず問題はないだろう(GPS方式のMAGELLAN製ナビでロサンゼルス中心部を走行するとかなり不安定ではあったが)。

このタイプのカーナビは通販をはじめ、大型ディスカウントショップで数多く販売されており、北米でも「カーナビを使うのが珍しくない」時代がやってくるのも間近だろう。

《会田肇》

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