ヤマハ発、経常利益1200億円目指す新中期計画

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ヤマハ発動機の梶川隆社長は18日、東京で記者会見し2007年12月期までの新3カ年中期経営計画を発表した。東南アジアを中心とした2輪車の大幅な増加を図り、04年12月期の暫定集計値に比較して連結売上高は36%多い1兆4500億円、同経常利益は37%多い1200億円を目指す。

新計画は02年度から3カ年で取り組んできた「NEXT50」が全て目標を上回る達成となったことから、この計画の第2段階と位置づけ「NEXT50−フェーズII」というタイトルにした。同社は今年7月に創立50周年を迎えることになっており、梶川社長は「これまでの改革の勢いを加速させ、次の50年に向けて成長性と収益性の更なる向上を図りたい」と、強調した。

主力の2輪車は、最終年の07年に世界で04年比44%増の455万台を目指す。このうち、東南アジアの主要5カ国での販売は、同比160万台上乗せして300万台の達成を目指す。こうした能力増や事業競争力強化のため、3カ年の連結ベースでの設備投資総額は2100億円と、前中期計画より約6割拡大させる計画。

このほか、最終年には自己資本比率を04年末の38.4%から48.3%まで引き上げ、有利子負債は1070億円から500億円まで圧縮、現預金と相殺すれば実質ゼロの水準まで削減する目標を掲げている。

《池原照雄》

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