【日産 ノート 発表】この内容で、この低価格…その理由は

自動車 ニューモデル 新型車
【日産 ノート 発表】この内容で、この低価格…その理由は
【日産 ノート 発表】この内容で、この低価格…その理由は 全 5 枚 拡大写真

20日、日産から新型コンパクトカーの『ノート』が発売された。ノートには新開発(『ティーダ』で初採用)の1.5リッターエンジンを搭載し、エクストロニックCVTを組み合わせながら120万円中盤からの低価格ラインナップを実現している。

この価格帯は、ホンダ『フィット』やトヨタ『イスト』の1.5リッターよりも当然安く、同じ日産の1.4リッターの『キューブ』よりも低い価格帯となっている。

主力グレードと予想されている「15S・Vパッケージ」は、上級グレードとほぼ変わらないエクステリアを持ちながら、132万3000円という低価格。

上級グレードとの主な装備上の違いは、オートエアコンだったものが、マニュアルエアコンとなり、リアシートが分割可倒から一体可倒式となる点。それを考慮しても1.5リッター車としては破格の価格設定だ。

ノートの開発責任者である、日産自動車商品企画本部チーフ・プロダクト・スペシャリスト加藤顕央さんは「先に発売されたマーチやキューブが、成功を収めてくれたこともあり、共通部品の多いノートは、コストを抑えることができました」

「マーチの成功なくして、この価格は不可能だったと思います。そしてエンジンもティーダと全く同じものを採用しています」

しかし「ノートは決して低価格を狙ったクルマではありません。走りや使い勝手に関しては手を抜くことなく、理想のものができたと思っています」と、価格ありきのクルマではないことを強調する。

さらに「クルマにはお金をかけずに、趣味や生活にお金を使いたいという人も増えてきています。そういった方にはノートの使い勝手と価格は非常に魅力的だと思います」と語る。

実際にノートを見る限り、内外装ともに安っぽさは感じられない。ライバル車より低価格で、ひとクラス上の動力性能を持ったコンパクトカーが手に入る、といっていい内容だ。ノートの登場で、今後はコンパクトカーの価格競争が、さらに激しくなるに違いない。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る