ヒュンダイ自動車はデトロイトショーで新型『ソナタ』を発表。印象的なのは、「品質」とアメリカン・メイドを強烈にアピールするプレゼンテーションだった。
新型『ソナタ』は、トヨタ『カムリ』、ホンダ『アコード』、日産『マキシマ』といった日本車勢が主流のミドルサイズ・セダン市場で真っ向勝負するモデル。先代モデルの有機的な造形とは対照的に、クリーンでシンプルな造形となっている。
日本車勢が個性的に思えるほどオーソドックスなデザインだが、代わりに「品質」が追求された新型ソナタは、日常使いのファミリーカーとして多くのユーザーに受け入れられる予感は感じられる。
新型ソナタは、アメリカのアラバマ州モンゴメリーに新しく建造した工場で生産される。ソナタに関してヒュンダイが強調する「品質の向上」と「アメリカン・メイド」は、裏を返せば、それだけアメリカでヒュンダイがメジャーな存在となり、販売台数を大きくのばしてきた事の証拠だ。
このクラスでアメリカ勢を日本車勢が追い抜いたように、「品質」と「低価格」、さらに「アメリカン・メイド」をアピールするソナタははたして日本車を追い抜くのか、注目が集まる。