【新聞ウォッチ】三菱自動車、引責辞任する3首脳の“処遇”

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【新聞ウォッチ】三菱自動車、引責辞任する3首脳の“処遇”
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年1月28日付

●三菱自再生、重工主導で 首脳陣生え抜き消える、三菱重工、重荷背負う(読売・9面)

●三菱自動車、販売目標10万台減少 国内100店舗を削減、きょう再建策発表(朝日・1面)

●韓国・双竜自 上海汽車傘下に 500億円49%買収(朝日・10面)

●レクサス襲来 商機に変えろ、トヨタ攻勢に外国勢強気(朝日・11面)

●火災被害のマツダ工場4月に全面再開(朝日・11面)

●一時金要求額、過去最低3.0カ月 三菱自労組(東京・8面)

●三菱自、増資2700億円(日経・1面)

ひとくちコメント

きょう午後、“親会社”の三菱重工の傘下で取り組む三菱自動車の新たな再建計画が発表される。と、言ってもすでに、再建計画の詳細をきょうの各紙が報じている。明らかになったのは内容ばかりではない。

「窮余の出戻り再建なお霧中」(毎日)、「首脳陣生え抜き消える、三菱重工、重荷背負う」(読売)、「再建計画 早くも破綻 信用補完へ重荷、重工親の責任決断」など、再建の行方を占う解説記事も詳しく取り上げている。

きょうの会見には、会長を兼務する三菱重工の西岡喬会長、社長に就任する益子修常務、それに、財務担当の市川秀常務の3人が出席するというが、引責辞任する岡崎洋一郎会長らの“謝罪”は予定されていないようだ。昨年5月からのこの半年間、3首脳は一体どんな改革をやったのか。

まさか、この3首脳が、NHKの海老沢会長のように「顧問」に居座るようなことはないと信じたいが、昨年6月に退任した某副社長もその後、社用車付きでモ顧問料モを支払っているケースもあることから、注意深く見守る必要もある。

退任する3首脳は、世間はともかく迷惑をかけたグループ社員の前で深々と頭を下げる義務はあるだろう。

《福田俊之》

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