GMがデーウを買収して以来、デーウの持つ小型車をアメリカで販売するのか、それともヨーロッパで展開するのか、と今後が見守られてきたが、どうやら初戦はデーウの地元韓国での思いきった展開ということになりそう。
GMデーウオート&テクノロジーのCEO、ニック・ライリー氏が明らかにしたところによると、同社は韓国で今後15カ月間に9つの全く新しい、あるいはトータルにモデルチェンジされたクルマを発表する予定だという。
この中には、オーストラリアからの輸入モデルとなるホールデン『ステーツマン』も含まれる。また、2006年はじめにはSUVモデルも投入する予定。
ライリー氏によると、2005年は「新生GMデーウが積極的なマーケット戦略に乗り出す最初の年」で、ホールデンを除くすべてのモデルは韓国内に2003年に設立されたデザインセンターで開発されたものになるという。
さらに韓国のトランスミッション工場では次世代の小型6ATの開発も進んでおり、GMデーウはアメリカとはひと味違う、アジアを目指したメーカーとしての特色を明らかにしつつある。