【インプレ'04】松下宏 スズキ『スイフト』 欧州車を感じさせる硬めの乗り味

試乗記 国産車
【インプレ'04】松下宏 スズキ『スイフト』 欧州車を感じさせる硬めの乗り味
【インプレ'04】松下宏 スズキ『スイフト』 欧州車を感じさせる硬めの乗り味 全 1 枚 拡大写真

搭載エンジンは1.3リッターと1.5リッターで、ともに可変バルブタイミング機構付きの自然吸気DOHC。1.3リッターユニットは91ps/12.0kgmの実力で、箱根の山道などではもう少し力が欲しいという気分にさせられるが、市街地モードで走るならこれでじゅうぶんの印象。価格設定から考えても1.3リッターエンジン搭載車が売れ筋になるだろう。

それに比べるとかなり尖った印象の1.5リッターユニットは、110ps/14.6kgmのパワー&トルクは際立って高いものとはいえないし、中低回転域ではややトルク感が不足する印象もあるが、高回転域まで回したときの吹き上がりのよさや、4000rpmを超えたあたりからのパワーフィールが、とてもスポーティな印象を与える。

足まわりはかなり硬めのチューニングが施されていて、たとえば『アルト』などから乗り換えたユーザーは驚くかも知れないほど。でも、これくらいの硬さのほうが安定感があってよい。ヨーロッパ車をイメージせる味付けだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る