ディーゼル技術開発第2ステップ…フォードと米環境保護庁

エコカー 燃費

フォード・モーターと米国環境保護庁(EPA)は、ディーゼル排出ガス低減技術の低公害ディーゼル燃焼方式(CDC)の共同開発の第二段階に着手すると発表した。

新たな排出ガス抑制技術を実用化すれば、窒素酸化物と粒子状物質(PM)の排出量を厳しく制限したEPAの「Tier・ bin 5」の基準を満たすディーゼルエンジン車の研究開発が進展することになる。

フォードとEPAは、欧州仕様のミニバンの『ギャラクシー』に、CDC技術を使ったエンジンを搭載したテストで、類似クラスのガソリンエンジン車と比較して30−40%の燃費向上に成功した。さらにEPAが定める排出ガス基準Tier・ bin 5をクリアする可能性を実証したと、している。

フォードとEPAによる共同プロジェクトが第二段階を迎えたことで、今後CDC技術がさらに実用化に一歩近付くとしている。

フォードとEPAは、CDC技術がEPAの定めるディーゼルエンジンの排出ガス基準を満たし、同時に乗用車やSUV、トラックなど、様々な車種の燃費向上につながる新たなアプローチにつながるとして開発を進めている。

CDCは、ディーゼル燃料噴射装置や、空気流量調節、ターボチャージャーシステムの再最適化と改良、独自の燃焼プロセスの改良など、いくつもの革新的な改良が組み合わされたもの。

《レスポンス編集部》

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