警官をひいたことが発端となり、暴走族グループを摘発

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埼玉県警は2日、暴走行為を行った上、制止した警官に暴行したとして、埼玉県熊谷市内などを拠点に活動する暴走族に所属するメンバーの少年3人と、秩父市内を拠点に活動する女暴走族のメンバー3人を道路交通法違反容疑で逮捕した。

埼玉県警・交通指導課によると、問題の事件は今年1月17日未明に発生している。同日の午前0時30分ごろ、熊谷市玉井付近の国道17号線バイパスで、バイク3台が蛇行運転などを繰り返しているのをパトロール中の熊谷署員が発見した。

署員は暴走を行うバイクを抑止しようとしたが、このうちの1台が同署・地域課に所属する25歳の巡査に向かって突進。巡査はバイクにはねられて転倒、全治2週間の軽傷を負ったが、同僚の警官がバイクを運転していた18歳の少年を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

残る2台のバイクは現場から逃走していたが、暴走行為を複数の警察官が現認していることから、共同危険行為での検挙が可能と判断。

逮捕していた少年の供述によって、当日の暴走はこの少年が所属する熊谷市拠点の暴走族グループと、秩父市拠点の女暴走族グループが共同で行っていたことが判明し、熊谷側のグループに属す18歳の少年3人と、秩父側グループに属す14-16歳の少女3人を道交法違反容疑で逮捕(公務執行妨害で逮捕された少年は再逮捕)した。

改正道交法の共同危険行為適用基準を基にした検挙は、埼玉県内で2例目となる。

《石田真一》

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