2005シーズン開幕に向けて最も多忙なチームの一つであるトヨタ。ヘレス、バレンシア、バルセロナと多会場で4ドライバーを活用し、ニューマシン「TF105」の開発に余念がない。
だがニューマシンは優秀なポテシャルがある反面、弱点もあるとヤルノ・トゥルーリは語る。「マシンにはスピードもあるけれど、ロングランにちょっと問題があるね」
「重量分配の問題ではなさそうだし、空力なのかメカニカルな問題なのかもわかっていない。リヤのタイヤウェアが過剰なんだ。まだ(開幕まで)3週間あるからその間に解決策を見つけ出さないと」
「3周もするとドライビングが難しくなってくる。かつてのジョーダンを彷彿とさせる感じだ。ドライビングもしやすいし、エンジンも信頼性があるだけに残念だよ」と語るトゥルーリ。
ちなみに「かつてのジョーダン」とは、奇しくもTF105と同じマイク・ガスコインの作品だ。