抜け道扱いの踏切で電車と衝突、一家4人が死亡

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11日、栃木県宇都宮市内にあるJR日光線の踏切で、乗用車と電車が衝突する事故が起きた。この事故によってクルマは大破し、乗っていた家族4人全員が死亡している。現場の踏切は乗用車の通行が禁止されており、警察では事故発生の経緯を調べている。

栃木県警・宇都宮南署によると、事故が起きたのは11日の午前10時5分ごろ。宇都宮市下砥上町付近のJR日光線・鶴田−鹿沼駅間の踏切で、この踏切を渡ろうとしていた55歳男性運転の乗用車が、通過中の電車(宇都宮発、日光行き)と衝突した。

衝突によって乗用車は約200m引きずられ、車体は側面部を中心に大破。電車の乗客乗員約100人にケガは無かったが、クルマに乗っていた家族4人は全員が死亡している。

現場の踏切は幅員約1.7mと狭く、警報機や遮断機が設置されていなかった。乗用車の通行は禁止されていたが、抜け道として通過するクルマは後を絶たず、以前にも同様の衝突事故が発生しているという。

電車の運転士は「クルマが進行してきたことに気づき、ブレーキを掛けたが間に合わなかった」と証言しており、警察ではこの男性が普段からこの踏切を常態的に使用していたのかを含め、さらに調べを進める方針だ。

《石田真一》

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