自動車事故対策機構(NASVA)は17日、茨城県つくば市内の日本自動車研究所で行っているチャイルドシートアセスメント試験の模様を報道陣に公開した。
同日の試験では2メーカー(2タイプ)のチャイルドシートを使い、55km/hでの前面衝突と同条件の環境を作り出してテストを行っている。
これは独立行政法人・自動車事故対策機構が実施しているもの。今年度(2004年度)のテストでは乳児用1機種、ベッドタイプを含む乳幼児兼用4機種、幼児用5機種、合計10機種のチャイルドシート(CRS=チャイルド・レストレイン・システム)を選定。
自動車アセスメントの前面フルラップ衝突と同じく55km/hでの衝突を再現し、ダミー人形に掛かる負荷や、シート自体が破損しないかなどを調べる。
17日に行われた試験は全体のスケジュールでは4-6回目にあたるが、5回目に行われたタカタ『takata04-neo』と、6回目に行われたリーマン『ピピデビューN』が報道公開の対象となった。試験に関する詳細なデータが公表されるのは今年4月下旬となるため、この日は実験風景を見学するのみに留まっている。