【ミシュラン チャレンジ・ビバンダム リポート】その1 近未来のクルマ像を考えるイベント…河村康彦

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【ミシュラン チャレンジ・ビバンダム リポート】その1 近未来のクルマ像を考えるイベント…河村康彦
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そのブランド名を耳にして即座に「レストラン!」と連想するあなたは、きっと自他ともに認めるグルメに違いない。もしも「旅行ガイドブック」と答えるのであれば、その人は恐らく相当な海外旅行通なのだろう。

けれども、普通『ミシュラン』と聞いたときに思い浮かべるのは、やはり自動車用のタイヤというパターンが圧倒的であるはずだ。日本のブリヂストンと並んで「世界の2大タイヤブランド」と称されるこのフランスのメーカー創立は、1889年のこと。カールベンツに対して世界初の“自動車出生証明書”が発行されたとされているのが1986年だから、ミシュランというのはまさに自動車の歴史を足もとから支えてきた存在と紹介をしても過言ではないわけだ。

ちなみに、本来はタイヤメーカーであるミシュランが手掛けてきた地図は、「ドライバーがクルマに乗る際の利便性を向上させるために」自らの本拠地であるクレルモンフェランの周辺からその作製がスタートしたという歴史を持つもの。現在の“ミシュラン・ガイド”へと続く旅行ガイドの創刊も、やはりドライバーサービスの一環からスタートしたといわれている。

すなわち、ミシュランというのは単に自動車部品としてのタイヤを提供するだけのメーカーではなく、これまで100年以上にわたって自動車文化の発展そのものを強く後押ししてきた存在といえる。そんなミシュランが2004年に中国・上海で主催した一大イベントが、自らのシンボルキャラクターの名を配した『チャレンジ・ビバンダム』。将来に向けての持続可能なモビリティを目指し、さらにクリーンで安全な自動車を!……これが、このイベントのメインテーマとされていた。(つづく)

《河村康彦》

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