ヒュンダイとフォードが相次いで水素ステーション

エコカー 燃費
ヒュンダイとフォードが相次いで水素ステーション
ヒュンダイとフォードが相次いで水素ステーション 全 3 枚 拡大写真

まだその数は少ないとは言え、ホンダがアメリカで初の水素補給ステーションをオープンして以来、その数は着実に増えつつある。

【画像全3枚】

ヒュンダイモータースは、カリフォルニア州チノにある同社のテクニカルセンター内に水素ステーションを完成させた。UTCフュエルセル社、シェブロンテクサコ社との合弁で、天然ガスを原料に、1日15kgの水素燃料を生産できる。

ヒュンダイによると、このステーションで1日に30台の燃料電池車に水素を補給する事ができるという。

一方、アメリカ大陸の反対側、フロリダ州オーランドではフォードがフロリダ州の協力のもと、水素補給ステーションを建設中。フォードは現在フロリダ州内で使われる予定の、燃料電池を使った8台の「V-10ハイドロジェンE-450」シャトルバスを建造中で、ステーションはこのバスへの燃料補給が目的だ。

さらにフォードはイギリスのBP社との合弁で、フォーカスのフリートモデルの燃料電池版も計画している、と報道されている。またフロリダ州のジェブ・ブッシュ知事は「ハイドロジェン・ハイウェイ」と名付けたこの計画に1500万ドルの資金援助を約束している、とも言われている。

電気自動車が奨励されていた頃は充電ステーションの開設がニュースになったものだが、現在ではすっかり陰をひそめた。

水素ステーションは果たして充電ステーションの二の舞となるのか、それともガソリンスタンドをしのぐ勢いで増えて行くのか。答えが出るまでにはまだ時間がかかりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る