【自動車アセスメント2004】試験の誤差は最終結果に影響しない

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【自動車アセスメント2004】試験の誤差は最終結果に影響しない
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自動車アセスメントで実施する衝突試験には、成立条件というのが定められている。18日に報道陣に公開されたオフセット衝突実験の場合、速度については64km/h(±0.7km/h)、バリアへの衝突位置は±20mmとなっている。

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今回の日産『ラフェスタ』を対象とした試験では、衝突速度64.2km/h、衝突位置のズレは右に3mmだった。これらは試験直後に日産自動車の関係者に告げられ、異論が無ければ同時に試験も成立する。

関係者によると、現在の衝突試験場は屋外にあり、天候などの条件で多少の誤差が生じてしまうのはやむを得ないという。誤差が基準値を超えた場合には再試験となるが、これまでに誤差が原因で再試験が行われたケースは一度も無いとしている。

自動車アセスメントとして公表される結果については、試験によって得られたデータを有識者が検討。総合的に判断するので、試験毎に発生する誤差が結果に反映されることはなく、公平性は保たれていると関係者は説明する。

今年8月下旬には首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)が開業し、日本自動車研究所(JARI)の敷地内にも研究学園駅が設置される。現在、JARIではこれに伴う施設の移動が行われているが、衝突実験場については屋内ですべての試験を行える施設を建設している。

この施設の竣工予定は今年春。自動車アセスメントの2005年度試験は新施設を使って行う見込みだ。

《石田真一》

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