ホンダ車パーツは売れる…盗難品転売のグループ摘発

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兵庫県警は23日、京阪神地域でホンダ車を中心に自動車窃盗を繰り返し、部品レベルに分解してインターネットオークションで転売していたとして、自動車窃盗グループ9人を窃盗容疑で逮捕した。

また、逃走を続ける21歳の男については逮捕状を取り、行方を追っている。

兵庫県警・捜査3課によると、窃盗容疑で逮捕されたのは、31歳の男を筆頭とする自動車盗難グループ。この9人はホンダ車をターゲットに、兵庫や大阪、京都などで盗みを重ねていた・直接の逮捕容疑は2004年2月2日に大阪府大阪市東淀川区内で時価200万円相当のクルマ1台を盗んだというもの。

グループは盗んだクルマを分解して部品の状態にした上で、インターネットオークションに出品、転売を重ねていたとみられる。

これまでに明らかになった被害件数は約40台だが、グループのメンバーが有していた銀行口座には総額は5000万円の入金があり、実際の被害件数は100件を超えているものと推定されている。

逮捕されたメンバーは容疑を大筋で認めており、警察の調べに対しては「ホンダ車は部品の引き合いが多く、カネになった」などと供述しているという。

オークションに出品を繰り返していた32歳の男も共犯として逮捕されているが、男は落札代金の20%を手数料として徴収する契約を盗み、グループのメンバーが持ちこむ品を盗品と知りつつ、出品していたとみられている。

《石田真一》

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