線路上でトラックが直立、あわや列車衝突の危機

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2月25日、愛知県豊田市内の市道からトラックが路外に逸脱。約3m下を通る名古屋鉄道(名鉄)三河線・土橋〜竹村駅間の線路上に転落した。トラックは架線に引っ掛かって逆立ちした状態となり、運転していた男性が軽傷を負っている。

愛知県警・豊田署によると、事故が起きたのは2月25日の午後3時10分ごろ。豊田市竜神町付近の市道で、66歳の男性が運転する普通トラックが丁字路を直進。そのままガードレールを突き破って、約3m下を走る名鉄三河線の線路に向かって転落していった。

トラックは転落した際に荷台後端を架線に引っ掛け、逆立ちするような状態で線路上に直立。そのまま立ち往生している。運転していた男性はシートから投げ出され、顔を打撲する軽傷を負っている。

トラックが直立して架線に引っ掛かったことで回収にも時間を要し、名鉄三河線の知立−猿投駅間と、同豊田線梅坪−赤池駅間が一時不通となった。全面復旧までは約4時間以上の時間が掛かり、三河線の電車上下合わせて37本、豊田線の同15本が運休した。

事故が起こる数分前には上下線の電車が通過しており、タイミングが多少でもずれていれば惨事に発展した可能性もあった。

警察では事故の原因を調べているが、運転していた男性は「ブレーキに不具合があり、クルマを借りたレンタカー屋に向かう途中に事故を起こした」などと供述しているという。

《石田真一》

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