重量を過少申告、普通免許で運転できるよう処置…ヤナセ、コマツなど

自動車 社会 社会

ヤナセ、コマツなど3社が、鉄道保線用自動車の車両総重量を、普通運転免許で運転できるように過少申告して自動車検査証を取得していたことが発覚し、国土交通省は厳正に対処するとともに、他メーカーにも同様のケースがないか調査に乗り出すと発表した。

鉄道保線用自動車は、自動車に軌道走行装置、高所作業台、クレーンなどの作業機器を装備したもの。

これまでの調べでコマツはJR西日本に納車する10台の鉄道保線用自動車の新車検査で、一時的に一部の装置を取り外して検査を受けて、車両総重量を8トン未満で自動車検査証を取得し、その後に取り外した装備を装着していた。ヤナセ、三菱重工業も同様の行為を行っていた。

車両総重量8トン以上だと大型自動車免許が必要で、3社は普通免許で運転できるようにした。ベース車は車両総重量8トンを限度に設計・製造されており、大幅な重量超過は車台の強度不足、ブレーキ能力不足など、安全面にも支障をきたす可能性があった。

国交省では今後、車両メーカー、鉄道事業者に同様のケースがないか調査するとともに、関係機関と連携して対処すると、している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る