税金滞納者の納屋から出てきたものは…伝説のフェラーリ

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米フロリダ州の片田舎で不動産業を営むウォルター・メドリン氏は、税金が払えないほどの貧困にあえでいた……。はずだった。しかしハリケーン・チャーリーが彼の納屋を吹き飛ばした際、そこから出てきたのは、総額5000万ドル(50億円)のカーコレクション。その中には世界に3台しかない1967年型のフェラーリ「330 P4」も含まれていた。

このフェラーリ330 P4は、1967年のデイトナ24時間レースで、1、2、3位と表彰台を独占した伝説のクルマ。4台だけ製造されたものだが、1台は事故で廃車に、1台はフランスの博物館で展示され、もう1台はカナダのコレクターの手にあるという。

メドリン氏が、貧困者のふりをして税金をごまかしていたことに怒ったアメリカの国税庁は、税金の形として、このフェラーリを差し押さえて競売にかけることにした。競売価格は200万ドル(2億円)に設定されているが、実際の落札価格は1000万ドル(10億円)に達すると見られている。

メドリン氏が、このフェラーリを取り返すには、3月30日までに、滞納分の税金と追徴金あわせて300万ドル(3億円)を払わなければならないという。

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