パッシングが監禁事件に発展、現金も脅し取られる

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愛知県警は8日、後続のトラックからパッシングされたことに腹を立て、このトラックを運転していた男性を監禁して暴行。さらには男性が勤務する会社の経営者から現金を脅し取ったとして、51歳の指定暴力団組長ら5人を恐喝や監禁の容疑で逮捕した。

愛知県警・捜査4課によると、恐喝や監禁などの容疑で逮捕されたのは豊川市内に本拠を持つ指定暴力団山口組系傘下の51歳組長と、暴力団員4人の合わせて5人。事件が起きたのは今年1月19日だという。

同日の午前2時30分ごろ、御津町内の運送会社に勤務する31歳の男性が豊川市桜町付近の国道1号でトラックで走行していたところ、前方で蛇行しながらゆっくりと走る乗用車を発見。危険を感じたのでヘッドライトをパッシングして、後続車の存在を知らせた。

とろこが乗用車は直後からさらに激しい蛇行を繰り返すなど、トラックの走行を妨害。信号待ちで停車したときに降りてきた男がトラックから男性を引きずり出し、大声で怒鳴りながら殴りかかってきた。

男性は乗用車の車内に監禁。電話での連絡を受けて駆けつけた暴力団員から繰り返し殴打され、そのまま自分の勤務する会社に連れて行かれた。

クルマを運転していた組長の男は、運送会社を経営する43歳の男性に対して「お前は社員にどういう教育をしているんだ。明日から営業が出来ないようにしてやる。それが嫌なら慰謝料1000万円を払え」などと脅した。

男性は社員の身を案じ、同日午前までに豊川市内の飲食店で500万円を引き渡し、組長はこれを条件に監禁していた男性を解放している。

男性は警察に相談し、2月下旬までに被害届を提出。警察はこれを受理して捜査に乗り出していた。

逮捕された5人は現金を要求したことや、社員を監禁したことは否認。トラブルを起因に面会したことなどは認めているという。

《石田真一》

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