【アウディA4 詳報】 スタイルとともに洗練された走り

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【アウディA4 詳報】 スタイルとともに洗練された走り
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2月15日に発表された新型『A4』でもっとも注目を浴びているのは、新型『A6』から採用された、シングルフレームのフロントグリルを始めとする、洗練されたエクステリアデザインだ。

だが、前述のエクステリアデザインの大がかりな変更に匹敵するくらい、走行性能の部分においても大幅な変更を受けている。ダイナミックサスペンションと名付けられた足まわりには、走行性能の高さでは定評のある『S4』や、新型A6からのパーツが多く流用されている。

具体的には、フロントのアーム類をS4から流用し、それに合わせてショックアブソーバーやスタビライザー、サブフレームなどを新設計。リヤの一部のサスペンションマウントやショックアブソーバーなどを新型A6用を使用している具合。

アウディジャパン マーケティング部の青木 徹さんは「新型A4の足まわりは、従来型までの快適な乗り心地を維持しながら、よりダイナミックでスポーティな走りが楽しめるように改良しております。従いましてサスペンションを硬めて締め上げるのではなく、A6に使われている断面積の大きなショックアブソーバーをリヤに採用して、容量を上げることで安心感のある走りを実現しています。とくに直進安定性に関しては従来型よりも、大きく進化していると思います」と語る。

実際に新しくなったA4の2.0TFSIクワトロのSラインに乗ってみると、青木さんのコメントに間違いがなかったことに気付く。今までのクワトロも直進安定性はよかったが、新型になってさらに高速でのスタビリティが上がっている。高速道路上の緩やかなカーブでも、ステアリングの舵角に対して、まったくブレることなく狙いどおりにクルマが向きを変えてくれる。

低速では軽かったステアリングも、速度が上がるにつれ手ごたえを増し、ハンドリングをより“シットリ”としたものにしてくれている。乗り心地に関してもSラインは17インチホイールを採用し、サスペンションも若干硬められているが、それでも不快な乗り心地を感じるほどではなかった。新型A4はフットワークもスタイルに負けないぐらい洗練されている。(つづく)

《岡島裕二》

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