くしゃみでバスが車線逸脱、2人死傷

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17日、岩手県遠野市内の県道で、路線バスが歩道に向かって車線を逸脱し、女児2人を次々にはねる事故が起きた。この事故で1人が死亡、もう1人が軽傷を負っている。警察ではバスを運転していた男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕した。

岩手県警・遠野署によると、事故が起きたのは17日の午後3時45分ごろ。遠野市新町付近の県道で、早池峰バスの運行する路線バス(坂の下発、遠野営業所行き)がセンターラインを越えて車線を逸脱。そのまま道路右側の歩道に乗り上げるように突っ込んだ。

事故当時、この歩道には近くの小学校に通う小学5年生(いずれも11歳)の女子児童2人が歩いていたが、バスは2人を次々にはね、さらには近くにある飲料水の自動販売機に衝突してようやく停止した。

この事故ではねられた2人のうち1人はバスの直撃を受け、全身打撲などが原因で収容先の病院で死亡。もう1人は打撲などの軽傷を負った。

警察はバスを運転していた55歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕し、1人が死亡した後は同過失致死傷に切り替えて調べを進めている。

取り調べに対し、逮捕された男は「大きなくしゃみをしたら、貧血したかのような状態になった。頭がクラクラとして気がついたら反対側(道路右側)に突っ込んでいた」と供述しているという。

現場は見通しの良い直線。当時は小雨が降っており、路面は滑りやすい状態だった。

《石田真一》

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