衝突の衝撃で陸橋が浮き上がる

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22日、秋田県由利本荘市内の国道108号線で、大型トラックの荷台に積載されていた重機が由利高原鉄道線の陸橋に激突する事故が起きた。

衝突によって陸橋は浮き上がり、線路が外れたため、由利高原鉄道線は事故直後から全線で運行が出来なくなった。復旧の目処は立っていない。

秋田県警・矢島署によると、事故が起きたのは22日の午後4時25分ごろ。

由利本荘市矢島町川辺付近の国道108号線で、同市で臨時職員として勤務する50歳男性運転の大型トラックが由利高原鉄道線の陸橋下を通過しようとしたところ、荷台に積載していた除雪用の大型重機(バックホー)の上部が陸橋手前の高さ制限ゲートに接触。
続いて陸橋本体の側面部にも激突した。

衝突の衝撃によって、コンクリート製橋脚を土台に連結するためのアンカーボルトが抜け、陸橋自体が大きく浮き上がった。また、陸橋上に固定されていたレールも約20cm浮き上がるとともに、左右に15-20cmほどずれるなどしたため、列車の運行は不可能となった。

現場の陸橋下は高さ4.1mの通行制限が行われていたが、トラックに積載された重機の上部までは地上から4.5mあり、高さ制限を40cmほどオーバーしていた。警察では過失往来危険の容疑で運転していた男性から事情を聞いている。

この事故によって、由利高原鉄道線は当日に運行が予定されていた上下4本が運休。陸橋の大規模改修が必要になったため、翌日以降は全線での運行を休止してバス代行輸送に切り換えた。今のところ復旧の目処は立っていない。

《石田真一》

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