【インプレ'05】熊倉重春 キャディラック『STS』 アメ車の過去と未来を感じる一台

試乗記 国産車
【インプレ'05】熊倉重春 キャディラック『STS』 アメ車の過去と未来を感じる一台
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アメ車は鈍感でボヨヨンで……みたいな思い込みは前世紀の遺物。新型キャデラック『STS』もしっかり国際基準を見据えた設計だ。これなら日本やヨーロッパのビッグセダンとも互角に勝負できそう。

つまり、走りがいいということ。ズシッと落ち着いた高速巡航も合格なら、キリッと鋭く素直なコーナリングも大合格。細かく観察すると、4.6リッターのV8仕様はクルージングが得意、いっぽう3.6リッターのV6仕様はノーズの軽さも手伝ってワインディングで光る。もちろんV8のほうがパワー感は大きいが、実用上の差を感じるほどではない。

さらに注目したいのは、これまで一般にアメ車の弱点とされてきたブレーキのレベルアップ。今度はフェードしにくいので、山坂の多い日本でも安心できる。これまでの『セビル』(FF)も軽快なフットワークが光ったが、ブレーキだけは弱かった。

そんな国際車STS 、そのくせアメリカらしくおおらかな気風も漂うあたり、過去と未来のいいとこ取りともいえそうだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

熊倉重春| モータージャーナリスト
東京・焼け野原の戦後第一期生。25年間クルマ雑誌に勤めて何でもやったので、フリーのジャーナリストになった今でも何でもやる。いや、クルマのことなら何でも首を突っ込みたがる。今最大の関心事はエネルギー問題。

《熊倉重春》

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