アジアで年の最初におこなわれる国際モーターショーが、バンコクモーターショー(3月25日−4月3日)。レクサスブースのメインは、新型に切り替わったレクサス『GS300』だった。日本でトヨタ『アリスト』の後継モデル。
ニューヨークやジュネーブなど、すでに世界各地のモーターショーで公開されているGSながら、タイのGS300はそれらとはひと味違う。なぜなら、日本同じ「右ハンドル」なのだから。
そう、左側通行のタイでは走っているクルマは日本と同じ右ハンドルなので、GS300のように「ほぼ日本仕様」のモデルが、日本より先にタイでデビューすることだってあるのだ。
そんな背景もあり、日本登場は夏頃と噂されているレクサスGS300が、それより半年ちかくも早いこの時期にタイで発表されたというわけである。余談だが、バンコクモーターショー会場には新型BMW『3シリーズ』の右ハンドル仕様も展示されていた。
エンジンは3.0リットルのV6で228馬力。カタログによると最高速は235km/hとのこと。グレードは装備の違いにより「ラグジャリー」と「スタンダード」の2モデルがあり、バンコクでの販売価格はラグジャリーが530万バーツ(約1600万円)、スタンダードが499万バーツ(約1500万円)だ。
ちなみにタイ仕様GS300はウインカーレバーも右側にあり、細部まで日本仕様と同様と思われる。