当初の予定を5週間も前倒しして、新型車「F2005」を持ち込み3日のバーレーンGPで勝負に出たフェラーリ。ところが、ミハエル・シューマッハはハイドロ系のトラブルでリタイア。ルーベンス・バリケロはタイヤのグリップ力を失い終盤に後退してポイントなし。
だがトラブル発生するまではトップのアロンソに肉薄するスピードを見せたことは次につながるとシューマッハは語る。
「レースをフィニッシュできなかったことについては、がっかりしなければならないだろうね。だがポジティブな面に目を向ければ、新車に注がれた莫大な量の努力を目にすることが出来たと思う。この決断は正しかったんだ」
「リタイア直前まで、マシンはとても競争力が高かった。今後のレースではさらに強力になれると確信している。ここにたどり着くまでにかなりハードな作業をこなしてきた。この調子で開発作業を継続して行けば、イモラには期待が出来るよ」とレースを振り返ったシューマッハ。
3週間後のイモラでの巻き返しを目指し、フェラーリは総力を挙げてテストに取り組む。