工事現場に気づかず、突っ込む

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3日、千葉県千葉市稲毛区内で、乗用車が道路工事の現場に突っ込み、警備員や作業員をはねる事故が起きた。この事故で1人が重傷を負ったほか、クルマの同乗者を含む2人が軽傷を負っている。

千葉県警・千葉北署によると、事故が起きたのは3日の午前2時10分ごろ。千葉市稲毛区長沼原町付近の市道で、20歳の男性が運転する乗用車が前方で停車していた大型トラックを追い越そうとした際に接触、その弾みでさらに前方の道路工事現場に突っ込んだ。

クルマは工事現場の手前で交通整理を行っていた64歳の男性警備員を直撃。その後方にあった看板類なども弾き飛ばし、24歳の男性作業員に当たった。

この事故で警備員の男性が全身を強く打って重傷、看板類を頭に受けた作業員が打撲などで軽傷を負ったほか、事故を起こしたクルマに同乗していた16歳の女性も足などを打撲する軽傷を負っている。

現場は見通しの良い直線道路だが、当時は工事が行われていたため、現場付近での1車線規制が行われていた。

大型トラックは警備員の指示を受けて工事現場手前で停止。事故を起こしたクルマはこのトラックの後方から走ってきたが、単に路上駐車をしているものと思い込み、対向車線から追い越そうとした。

しかし、前方で工事を行っていることや、対向車が接近していることに気づいて元の車線に戻ろうと急ハンドルを切った際にトラックの前部に接触。コントロールを失い警備員に突っ込んでいったとみられる。

警察ではクルマを運転していた男性の安全確認に問題があったとして、業務上過失傷害容疑で調べを進めるとしている。

《石田真一》

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