事故渋滞がまた事故を誘発、14台が被害

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3日、兵庫県神戸市須磨区内の第2神明道路上り線で、車両14台が関係する多重衝突が発生し、4人が軽傷を負った。事故は数回に分けて発生したとみられ、警察では事故の当事者から事情を聞き、発生の詳しいプロセスを調べている。

兵庫県警・高速隊によると、事故が起きたのは3日午前7時40分ごろ。

神戸市須磨区東須磨の第2神明道路上り線で、追越車線を走行していた30歳男性の運転するクルマが前方で発生していた渋滞に気づいて減速したところ、後続を走っていた39歳男性の運転する大型トラックがこれに追突した。

追突された乗用車は走行車線側に弾き飛ばされ、さらには前方で渋滞していた5台のクルマに追突して停止したが、逃げ場を失った後続車7台が次々に追突。結果として合計14台が関係する多重衝突事故に発展している。

この事故で後続車を運転していた4人が打撲などの軽傷を負い、病院で手当てを受けている。

現場は片側2車線の直線道路。前方の渋滞はこの事故が起きる1時間ほど前に起きた別の追突事故を処理するために行った車線規制によって形成されていた。

警察では大型トラックの運転手が渋滞に気づくのが遅れたことが事故の直接原因としているが、渋滞発生の広報が円滑になされていたのかどうかも調べる方針だ。

この事故の影響により、現場を含む須磨料金所−阪神高速・月見山ランプ間が約2時間に渡って通行止めとなり、一時は現場を中心に最大7kmの渋滞が発生した。

《石田真一》

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