トラック暴走事故、容疑者を送検

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宮城県警は4日、2日に仙台市青葉区で発生したトラック暴走事件の容疑者として逮捕した38歳の男を業務上過失致死傷と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で検察庁・仙台地検に送検した。

今後も殺人容疑の適用を視野に入れて調べを進めていく方針だ。

問題の事故が起きたのは2日の午前9時5分ごろ。仙台市青葉区中央付近の歩行者専用アーケードに4トントラックが侵入。歩行者を追い回すかのようにジグザグ走行を繰り返しながら、約550mに渡って40−50km/hで暴走した。

トラックはアーケードの出口付近で別のトラックに衝突して停止したが、運転していた男は運転席内に灯油のようなものを撒いてから放火した。直後に運転席から男は飛び降り、そのまま仙台駅前交番に出頭している。

これまでの調べで、男が仙台市内の出身であることや、1998年ごろまでは同市内に在住してトラック運転手として生計を立てていたことがわかった。

しかし、数年前には失業し、以後は東京でホームレスのような生活をしていたことを男は供述している。こうした境遇にはかなりの不満を持っていたらしく、取り調べを担当した警察官に対して「その日暮らしが嫌だった」などとも話しているようだ。

仙台には3月下旬にJR線を乗り継いで訪れ、以後は公園で寝泊りをしていたが、4月1日に「空からお告げがあった」としてレンタカー会社に出向いてクルマを借り、仙台新港付近で自殺を図ろうとしていたとみられる。

男の供述には不可解な言動も多いが、これまでに覚せい剤中毒の反応などは検出されていないという。

《石田真一》

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