事故回避の急ブレーキで転倒、バスの乗客が重体

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4日、京都府京都市北区内の府道で、事故を回避しようと急ブレーキを掛けた京都市営バスが運行する路線バスの車内で82歳の女性が転倒する事故が起きた。

女性は頭を強打し、意識不明の重体となっている。

京都府警・上鴨署によると、事故が起きたのは4日の午後5時ごろ。京都市北区紫竹上本町付近の府道交差点で、南進していた京都市営バスが運行する路線バスの前方に、横から走ってきた後続車が突然割り込んできた。

バスの運転手は衝突を回避しようと急ブレーキを掛けたが、この際に車内で唯一立っていた82歳の女性が前方に向かって転倒。頭部を床に強打した。女性は近くの病院に収容されたが、意識不明の重体となっている。

事故当時、このバスには十数人の乗客が乗っていたが、負傷した女性は直前に停車したバス停で降車した親族を見送るため、座席から立ち上がっていたという。

事故はバスが発進した直後に発生しており、後続車はバス停に止まっていたバスを追い越そうとしたが、バスが動き出したため、行き場所を失って強引に割り込んだとみられている。

警察では業務上過失傷害容疑でバスの運転手から事情を聞くとともに、現場から逃走した割り込み車両の行方を追っている。

《石田真一》

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