76歳無免許、1万円で違反揉み消し依頼

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秋田県警は12日、交通違反のもみ消しを求め、警察官に現金を渡そうとしたとして76歳の男を贈賄(申し込み)の現行犯で逮捕した。

男は小型特殊免許しか持っていないにも関わらず、原付バイクを日常的に運転していたとみられ、警察では無免許運転をいつごろから続けてきたのか調べている。

秋田県警・男鹿署によると、事件の発端となった交通違反の摘発が行われたのは12日の午前7時30分ごろ。

男鹿市五里合付近の市道で、付近をパトロールしていた同署・五里合駐在所に所属する警察官が、原付バイクをヘルメット未着用の状態で運転している76歳の男を発見。停止を求めた。

警察官は男に免許証の提示を求めたが、男性は「自宅に忘れてきた」と回答。逃走するようにも見えなかったため、「後ほど免許証を持って駐在所に来るように」と説諭した後、家に帰した。

男は警官に指示されたとおり、同日の午後0時40分ごろには駐在所へ出頭した。だが、その際に接遇した警察官に対して1万円札1枚を入れた封筒を差し出し、「これで違反を見逃してくれ」などと依頼した。

警察官は「それは賄賂になる」と指摘したが、男は引こうとしないために贈賄の現行犯で逮捕したという。

後の調べで、逮捕された男は原付バイクを運転する資格のない小型特殊自動車免許しか持っていないことが判明。駐在所までは耕運機で訪れていた。

警察では男が数年前から日常的に原付バイクの無免許運転を続けてきたものとみて、道路交通法違反(無免許運転)でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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