17日、北海道苫小牧市内の道道で、交通トラブル事件の現場検証を行っていた警察官が現場を通り掛かった乗用車にはねられて死亡する事故が起きた。警察では乗用車を運転していた男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。
北海道警・苫小牧署によると、事故が起きたのは17日の午後6時50分ごろ。
苫小牧市明野新町付近の道道で、同署・地域課に所属する3人の警察官が交通トラブルを起因とした傷害事件の現場検証を行っていたところ、車道の中央部付近で写真を撮影していた50歳の男性巡査部長が後方から走ってきた乗用車にはねられた。
巡査部長は近くの病院に収容されたが、頭を強打したことなどが原因で間もなく死亡している。警察では乗用車を運転していた52歳の男を業上過失傷害の現行犯で逮捕。巡査部長の死亡後は容疑を同致死に切り替えて調べを進めている。
現場は片側3車線の見通しの良い直線道路。当時、巡査部長は第二車線（中央車線）付近に立って写真を撮っていたとみられる。見通しが良いこともあり、特に交通規制などは行っていなかった。
同署では現場に居合わせた2人の警官からも事情を聞いている。