18日、兵庫県尼崎市内で、乗用車が道路脇の美容院に突入するばかりか、これを貫通するように進行して別の民家にも衝突する事故が起きた。警察ではアクセルとブレーキの踏み間違えが事故の原因とみて調べを進めている。
兵庫県警・尼崎西署によると、事故が起きたのは18日の午前0時30分ごろ。尼崎市稲葉荘4丁目付近の市道で、50歳の男性が運転する乗用車が突然暴走。道路に隣接して立つ美容院の店舗に突入した。
クルマは美容院の店内を完全に破壊。なおも止まらず、貫通するように走行、店の奥に位置する別の民家にも衝突し、ようやく停止している。
この事故で2度目に衝突された民家の住人で、73歳の女性が衝撃によって倒れてきたたんすで頭を打撲する軽傷、クルマを運転していた男性も軽傷を負っている。美容院の2階部分の住居には64歳の男性が就寝していたが、この男性にケガはなかった。
警察の調べに対し、クルマを運転していた男性は「車庫入れを行う際にアクセルとブレーキを踏み間違えた」などと話しているという。警察では引き続きこの男性から建造物損壊容疑などで事情を聞いている。
