【『G-BOOK ALPHA』逆襲】ヘルプネット単独加入よりも安価で済む

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【『G-BOOK ALPHA』逆襲】ヘルプネット単独加入よりも安価で済む
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『G-BOOK ALPHA』には、標準でレスキューサービス「ヘルプネット」が組み合わされている。DCM接続はもちろん、携帯電話接続であっても緊急事態発生時にレスキューサービスを受けることができる。

「世界的に交通事故死亡者ゼロ社会を目指す」ことが昨年秋のITS世界会議で盛んにアピールされてきたが、レスキューサービスを組み合わせたG-BOOK ALPHAがトヨタとしての回答とも考えられる。

事故を起こしたり、あるいは急病になった際には、ナビのメニュー画面からヘルプネットの項目をタッチしたり、あるいは車内に設置されるハードスイッチ(車種によって設置の有無が異なる)を押し込むことによって、自動的にヘルプネットセンターに接続。オペレーターに支援を要請することができる。

この際、ナビ(GPS)から取得した車両の位置情報もセンター側にアップリンクされる仕組みになっており、土地勘が無い場合にもオペレーターが地元の消防署や警察に事故(急病)発生を手配してくれる。

同様のサービスについては、1998年からメルセデスベンツが『E-Call』というサービスを日本でも実施しているが、こちらは別途加入のオプションだ。トヨタ自動車・e-TOYOTA部テレマティクス開発室の小笠原匡英さんは「G-BOOK ALPHAではレスキューサービスが標準となっており、しかも安価です」と説明する。

ブルートゥース対応の携帯電話を組み合わせて使うプランAの場合、G-BOOK ALPHA全体のサービスを含めた1年間の利用料金は3600円。ヘルプネット単独の場合、入会金と初年度利用料を合わせて1万0500円。入会金を抜きにしても年間4200円となり、G-BOOK ALPHAに入った方が安く済むというわけだ。

ただし、小笠原さんは「ヘルプネットを含め、G-BOOK ALPHAで提供できる安全・安心サービスをフルに活用できるのは専用DCMと組み合わせて使うことです。DCMの6万3000円と、パケット使用料込みの年間利用料が1万2000円が必要となりますが、DCM自体がトヨタとしては自慢の装備なので、やはりこちらをお勧めしたい」と強調する。

《石田真一》

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