いまやトヨタ(中国の発音では豊田はベンティエン)は中国でも有名。最大手の第一汽車と提携し、現地生産を拡大している。そのトヨタは、広大な床面積のブースにトヨタ&レクサスをずらり並べた。テーマは「先進技術、フルラインナップ」である。
トピックスは『マークX』の中国登場だ。今年秋に第一汽車での現地生産車種に加わる。つい先日、第一汽車では『クラウン』の生産が始まったばかりだが、両モデルはプラットフォームに共有部分が多く、生産設備のための追加投資もそれほど大きくならないのだろう。
また、中国での本格展開が始まったレクサス・ブランドではレクサス『LX470』(日本名『ランドクルーザー100』)が年内に発売される。
中国のメディアを驚かせたのは「愛・地球博」に出品されているパーソナル・トランスポ−ターの『i-unit』だ。美脚の小姐が乗ると、さらに絵になる。集まった報道陣の目はi-unitを操る小姐にクギ付けだった。
個人的に見入ってしまったのは中国生産の左ハンドルのクラウン。その品質レベルは日本製と変わらない。
もちろんトヨタの工場では第一汽車からの研修要員を受け入れ、手取り足取りの生産指導を行ったわけだが、先生さえいれば器用な中国人は本領発揮できるのだろう。