富士重、単独決算を大幅下方修正、中期経営計画見直しへ

自動車 ビジネス 企業動向

富士重工業は、2005年3月期連結及び単独決算の下方修正を発表した。

新車販売が日米市場で苦戦しているのに加え、航空事業で特別損失も計上した。同社は、業績低迷で4月1日付け役員の大幅刷新を打ち出しており、5月には中期経営計画の修正も発表する予定だ。

単独決算は売上高9650億円、経常利益360億円を予想していたが、下方修正した。売上高は見通しより155億円マイナスの9495億円、経常利益が47億円マイナスの313億円になる見通し。最終利益も140億円から115億円マイナスの25億円に下方修正した。

下方修正したのは、自動車の販売が日米市場で苦戦し、計画を下回ったのに加え、モデルミックスも悪化したため。加えて、航空事業で、特定プロジェクト事業の特別損失も計上した。

連結決算は、売上高1兆4500億円、経常利益430億円は計画通りだが、最終損益は計画より100億円マイナスの180億円になる見通し。

同社は、新型車が当面無いため、今後の販売も苦戦するのが必至。今春に経営陣を一新して修正する中期経営計画に背水の陣で挑むことになりそうだ。

《レスポンス編集部》

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