第一汽車のブースに展示されていた概念車(コンセプトカー)『HQ3』は、フロントグリルに第一汽車のエンブレムが入っているものの、全体のスタイリングは「どこかで見たな」というもの。
そして、子細に観察するまでもなく、トヨタ『クラウンマジェスタ』だとわかる。
第一汽車のプレスレリースには「豊田合作」と書いてあった。合作とは共同作業を指す。豊田はトヨタ。
しかも「100m以内人眼不能識別的障害物」とあれば、レーダーとカメラによる前方監視装置。さらに「超越現在豪華車6気嚢」の文字が6気筒以上だということを伝えてくる。
08年上市(発売)とあるが、おそらく現地生産と思われる。『クラウン』と『マークX』が現地生産されるのだから、その勢いでマジェスタまで行ってもおかしくない。
チャームポイントは、ボンネットフード上の小さな赤い半透明樹脂。これが「紅旗」つまり赤い旗なのだ。