交通量の多い道路でひき逃げ、目撃者はゼロ

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19日、埼玉県上尾市内の国道で、60−70歳とみられる女性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。クルマは現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。

埼玉県警・上尾署によると、事故が起きたのは19日の午前6時ごろ。上尾市上尾本町付近の国道17号線の上り線で「人が頭から血を流して倒れている」と、現場付近の下り線を走行していたクルマの運転者から110番通報が寄せられた。

同署員が現場に急行したところ、上り線の中央部付近に60−70歳とみられる女性が頭から血を流して倒れており、すぐに救出したが、女性はすでに死亡していた。

事故を起こしたクルマも現場から走り去っており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。

現場は片側2車線の直線道路。中央分離帯が設置されており、歩行者の横断は禁止となっている。昼夜を問わず通行量が多く、事故発生当時にもかなりのクルマが走行していたとみられるが、事故発生の瞬間を目撃したという人はいない。

死亡した女性の身元も判明していないが、女性はクルマの通行が途切れた瞬間に横断を強行した可能性が高く、この際に交差道路などから進行してきた1台のクルマにはねられたらしい。

警察では女性をはねたクルマの車種特定を急ぐとともに、事故が起きた時間帯にフロントガラスや前面部が壊れたクルマを目撃したドライバーがいるとみて、捜査への協力を呼びかけている。

《石田真一》

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