正面衝突事故の被害者、無免許が発覚

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19日、鹿児島県さつま町内で、軽トラックが対向車線に逸脱し、対向してきた大型ダンプトラックと正面衝突する事故が起きた。

逸脱側のクルマを運転していた男性が骨折などの重傷を負ったが、ぶつけられた側のトラック運転手はこの事故によって無免許運転が発覚。道路交通法違反(無免許運転)で現行犯逮捕されている。

鹿児島県警・宮之城署によると、事故が起きたのは19日の午前10時ごろ。

さつま町中津川付近の町道で、52歳の男性が運転する軽トラックが対向車線側に逸脱。対向してきた大型ダンプトラックと正面衝突した。衝突によって軽トラックは大破、運転していた男性は足を折るなどの重傷を負っている。

事故発生の通報を受け、同署員が現場に急行。署員は事情聴取を行うため、トラックを運転していた33歳の男に免許証の提示を求めた。

事故については軽トラック側の運転者が「景色に見とれてしまった」などと、脇見運転が原因で事故が起きたことを認めており、本来ならばトラック側には責任のない事故だった。

ところが男は警察官の要求を拒否。その理由を問われた際に初めて「持っていない」と供述し、照会を行った結果として無免許運転の事実が発覚した。

男は2002年に酒気帯び運転で摘発され、この際に免許取消(欠格期間1年)の処分を受けた。しかし、男は欠格期間が明けた後にも免許証の再取得を行わず、そのまま運転していたらしい。

警察では「欠格期間も含めて運転を続けていた疑いがあり、悪質」として、男を道交法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕した。

調べに対して男は「無免許運転が発覚しないよう、安全運転を続けてきたのに、自分の責任のない事故で発覚するとは…」などと話しているという。

《石田真一》

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