トラック無人滑走は運転手に責任

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群馬県警は、渋川市内で発生した大型トラック滑走を起因とする衝突事故で、このトラックを運転していた40歳の男を業務上過失致死容疑で20日までに書類送検した。

ブレーキが不十分な状態で傾斜地に駐車した責任を追及したとしている。

群馬県警・渋川署によると、問題の事故は昨年12月7日に発生している。

同日の午前4時45分ごろ、渋川市金井付近の市道で、道路沿いにある駐車場から駐車中の大型トラックが無人のまま滑走し、市道中央付近で停車。これに気がづかずに進行してきたトラックが衝突。運転者が死亡した。

トラックは無人で駐車中だったこともあり、警察では運転者がどのような状態で駐車をしていたのかについて調べを進めていた。

この結果、事故を起こしたトラックは以前からエアブレーキの保持力が弱かったことが判明。運転手はこれを知りつつ、車止めなどの滑走防止措置を取っていなかった。また、トラックが駐車されていた駐車場は市道に向かって緩やかな傾斜がつけられていたという。

滑走防止措置が取られていなかった結果、トラックは無人のまま傾斜を滑走したとも推測できることから、警察では運転手にも一定の責任は生じると判断。業務上過失致死容疑での書類送検を決めた。

《石田真一》

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