【上海モーターショー05】サンヨンの車名と姿形

自動車 ニューモデル モーターショー
【上海モーターショー05】サンヨンの車名と姿形
【上海モーターショー05】サンヨンの車名と姿形 全 3 枚 拡大写真

上海汽車集団のブースに『主席』というネームプレートを付けたクルマがあった。韓国・双龍(サンヨン)自動車の『チェアマン』である。まさにそのままの名称だが、言葉の響きはなかなかいい。

外資系自動車メーカーが中国で商品を売るときは、母国での車名の「発音」を重視してそのまま漢字を「当て字」するか、あるいは母国での車名の「意味」を感じ表記にするか、ふたとおりある。

日産『サニー』は、その意味を取って中国では『陽光』を名乗り、VW『ジェッタ』はその発音に縁起のいい漢字を当てて『捷達』を名乗る。「主席」は前者のネーミングだ。

双龍自動車はもともと韓国の財閥系メーカーだった。それが大宇(デーウ)グループに買収され、しかしその大宇も経営破綻したことで銀行管理となっていた。

ことし1月に上海汽車集団が約49%を出資して最大株主となり、中国の自動車メーカ−として初めての外資買収として話題になった。主席は現在でも韓国内で生産されている。いっぽう『雷斯特』(レクストン)は双龍の主力SUVだ。

ちなみに、この主席がメルセデスベンツに何となく似ている理由は、かつて双龍自動車がダイムラーベンツ(当時)と提携していた時代の名残。もちろん「似たようなデザインのクルマを作る」ことは契約に入っておらず、勝手に双龍がチェアマンを生産開始したときにはダイムラーベンツが不快感を表したといういきさつがある。

《牧野茂雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る